2015年5月16日土曜日

バッテリーについて。


エコカーにお乗りの皆様、バッテリーの交換時は”エコカー適したバッテリー”を選択していますか?
     
そう、最近のエコカーは燃費軽減のため、走行中に充電器(オルタネーター)の発電を制御するシステムになっています。(発電制御車)
ゆえに、従来のバッテリーをエコカーに搭載すると非エコカーに比べ寿命が短くなってしまうのです。
     
何故かと言いますと・・・
         
今までの車ではバッテリーの役目はエンジン始動の為&バックアップのためであり、
エンジン始動後の車に必要な電気は全てオルタネーターにより賄われていました。
そしてバッテリーへの充電はエンジン始動中にオルタネーターから
定電圧充電方式(常に一定の電圧で充電する)によって行われてきました。
ゆえに、マメに動かしている車ならバッテリーの充放電は少なく、充電もゆっくり行われ、結果としてバッテリーは長持ちしたのです。
    
*車に使われているバッテリーは充放電の回数及び量(深さ)が寿命に影響します。
 携帯電話等に使われているニッケル水素電池は継ぎ足し充電が寿命が短くなるのと逆で
 使い切る(放電&次の充電が深くなる)と寿命が短くなります。又、急速充電も寿命に影響します。*
      
が、エコカー(発電制御車)では走行中でも、
走行状況や電圧圧・発電量を監視し、
加速時等エンジン負荷を軽くしたい時や、必要のない時はオルタネーターの発電を止めてエンジン負荷を減らす事により燃費を良くしています。
       
これにより、今まで走行中は充電される一方だったバッテリーも
発電がストップしているときは電気を供給(放電)しなければなりません。
そして、それを補うべく、充電する時は短時間で充電するよう大きな電力で充電します。 
   
     
その結果としてエコカーは、
・充放電回数が増える
・充放電量も深くなりがち
・短時間充電を行う
と、バッテリーにとっては厳しい環境なのです。
     
そこで登場したのがエコカーに対応したエコバッテリーなのです。
     
従来のバッテリーでは「高性能」と言えば
自己放電・容量・始動性能・温度耐性・耐久性をより良くしたバッテリーでしたが
エコバッテリーは更に、充電受け入れ性能を重視し、充電受け入れ性能を大きく向上させたものです。
     
これが”エコカーにはエコバッテリー”の理由です。
(ライフ的には2~3年なので2年ごとの定期交換が安心です)